ウマ娘ではトレセン学園の中でのイベントでレースをする設定になっています。
本来のトレセンは「トレーニングセンター」の略で、競走馬がレースに向けて調教を行う施設です。
JRAでは栗東(滋賀県)と美浦(茨城県)の2カ所があり、東の美浦、西の栗東と表現されることもあります。
ウマ娘のトレセン学園は「日本ウマ娘トレーニングセンター学園」の略で全寮制の学校です。
所在地は東京競馬場のある東京都府中市で、2つの寮で栗東棟と美浦棟の名称を使っています。
ゲームの世界では、全国に複数のウマ娘が通うトレセン学校があり、トレセン学園は国内最大級の規模を誇り、地方から転籍してくる人もいます。
つまり、ウマ娘の中でトレセン学園はJRAの役割を持ち、中央競馬と地方競馬がある特性も描かれています。
トレセン学園の役割
ウマ娘ではトゥインクルレースというウマ娘が競い合うレースが、その世界の国民的娯楽イベントとして定着されています。
レースは全国のレース場で行われているので、トレセンで調教をしてレースに挑む設定はウマ娘も同じです。
通常の競馬は厩舎に所属しますが、ウマ娘はトレセン学園の中で選抜チームに入ることがレース出走の条件です。
選抜に入るのは狭き門で、アイドルの48シリーズの要素を取り入れている部分があります。
レースに勝つとウイニングライブのステージに立つことができ、3着までがステージにあがり、勝利したウマ娘がセンターを務められる特典が用意されています。
ストーリーの中では、歌や踊りの練習をする場面はほとんどなく、ウマ娘は全員、歌とダンスのスキルが身についている設定になっています。
クラス分け
トレセン学園の中にはジュニアクラスとシニアクラスに分けられています。
本来の競馬で言う2歳という概念はなく、クラシックレースを行う3歳世代がジュニアクラス。
4歳以上の古馬をシニアクラスとして扱っています。
ただしジュニアクラスはA組、B組、C組に分かれていて、年少はA組に入る設定になっていて、C組になるとシニアレースにも出走できる権利を与えられます。
ジュニアクラスは皐月賞・東京優駿(日本ダービー)・菊花賞の3つのレースがあり、全てを制するとウマ娘3冠の称号を手に入れられます。
本来の牝馬3冠として桜花賞・オークス・秋華賞が牝馬3冠になっていますが、ウマ娘の世界では女性しかいない設定になっているので、牝馬指定のレースは存在しません。
主要な登場人物と役割
アニメではトレセン学園の様子が描かれていますが、ゲームのウマ娘 プリティーダービーでは、主人公は新米トレーナーの役割を担い、担当するウマ娘を育成していくゲームフローです。
トレセン学園の理事長秘書の駿川たづながナビゲーターを務めます。
アニメの中では主人公のスペシャルウィークなどを要するチームリギルのトレーナーである沖野晃司がゲームの主人公に近い存在です。
ただしアニメの中はウマ娘が中心になるので、トレーナーの登場頻度は多いものの脇役的な存在になっています。
確認できているだけでもウマ娘の中では知名度の高い歴代名馬をモチーフにしたウマ娘が50人以上在籍しています。